安部公房「人間そっくり」
by osicoman on 10/27/2011予備知識ゼロの状態で読んだ。まさか、こんな話だとはまったく想像してなかった。
安部公房がどの年代の人かも知らなかったから、舞台設定でまず驚いた。まあ、これはじぶんの無知が原因だけど。
昨日までのじぶんがじぶんでなくなっていくように、日常が少しずつ非日常に侵食されていく。それも、ただ、会話だけで。油断しているとこっちがやられてしまうような、頭のくらくらする、手に汗握らざるを得ないやりとり。なんとなく胸の奥のほうにイヤ〜な気持ちを覚えつつ、最後まで一気に読み切った。
スリリングでおもしろいSF(というか、そもそもSFだっていうことにびっくり)。感想を書いておいてなんですけど、なにも知らない状態で読むととてもよいかと。

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